ランチア博物館

ランチア ハイエナ(Hyena)ザガート

ハイエナ(Hyena)

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ハイエナ(Hyena) スペック

  • 全長:3,986mm
  • 全幅:1,740mm
  • 全高:1,240mm
  • 駆動形式:FR
  • 変速機:5速MT フロアシフト
  • 重量:1150kg
  • 乗車定員:2人
  • 排気量:1,995cc
  • エンジン:水冷直列4気筒DOHC
  • 最大出力 250ps/6,000rpm
  • 最大トルク40.0kgm/3,300rpm
  • タイヤ:205/45ZR16

ハイエナ(Hyena)

ハイエナなどという動物の名前に持つクルマは、この世にあまりないであろう。

その名に似つかわしくないスタイルを持って1992年1月のブリュセル・ショーでランチア ハイエナ(Hyena)ザガートはデビューした。

オランダの青年実業家ポール・コートの妄想と、芸術家ナーニ・テデスキの描いた四枚の組み絵。そして、若きザガートの経営者「アンドレア・ザガート」のマネージメントによって、ようやく形となったのである。

「SZデザイン」の代表として、そしてジャンニの息子ルカは、父の跡を継ぎザガートSrlの代表として、それぞれに就任していた。新しい指導者を得たザガートは、新たなるプロジェクトとして「ハイエナ・プロジェクト」を推進していたのであった。

ランチアデルタ・インテグラーレ・エボルツィオーネのプラットフォームを全て流用、デルタの車体にクラシカルで極めて個性的なスタイルを持つ2ドア・スポーツ・クーペとして、そしてオール・アルミ・ボディで内装はオール・カーボン・ファイバーという超ライト・ウェイト・ボディーを持つこととなった。

オリジナルのデルタに較べ150kgも軽く仕上がることに成功。エンジンは250psにパワーアップ。

結局、ポール・コート氏との提携は破綻してしまったが、ザガート生誕75周年を記念して75台の製作予定と発表されたが実際にデリバリーされた台数は定かではない。

生産台数は瞬く間に予約で一杯となったにも係わらず、主にインテリアのカーボン・ファイバーの製造が上手くいかず、結局、25台程度が送り出されたようである。

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