ランチア博物館

ランチア ラムダ (Lambda) 1922年

ラムダ (Lambda)

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ラムダ (Lambda) スペック

  • 全長:4,973mm
  • 全幅:1,670mm
  • 全高:1,700mm
  • ホイールベース:3,1000mm
  • 駆動形式:FR
  • 変速機:3速MT フロアシフト
  • 重量:1225kg
  • 乗車定員:4人
  • 排気量:2,120cc
  • エンジン:水冷V型4気筒SOHC
  • 最大出力:49ps/3,250rpm
  • 最大トルク:-
  • タイヤ:765-105

ラムダ (Lambda)

1922年にデビューしたランチア・ラムダは、自動車史上に燦然と輝くマイルストーン的モデルと言って良いだろう。

創生期ランチア最高の傑作であるに留まらず、ビンテージ期最高のトゥアラーでもある。世界で初めて全鋼製モノコックフレームを採用、前輪にはこれも量産車としては世界初のスライディングピラー式独立懸架が与えられた。

このシャシーにランチア独特の狭角V型4気筒エンジンが組み合わされて、極めて革新的な一台に仕立てられた。エンジンは最大でも2.5リットルに過ぎず、パワーによる瞬発力こそ大したものではないが、優れた操縦性と長距離でも疲れない快適性で高いアベレージスピードを保てる、優れたグランドトゥアラーであった。

このラムダの登場で、当時の実用車の技術的基準は、一気に10年も進化したといわれている。また、軽快極まりないスタイリングは、のちの自動車デザインにも大きな影響を与えている。最終的にはシリーズ9まで進化、’31年に惜しまれつつ生産を終えた。写真はシリーズ8a。

ランチア・ラムダの大成功によりランチアは自動車メーカーとしての地位が安定し、ランチアの名は世界各国で知られるようになった。

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